開催概要: X線位相CTはサンプルを透過する際に生じたX線の位相シフトを画像化するイメージング法で、従来の吸収を画像化する方法に比べて、硬X線領域において軽元素に対して原理的に1000倍以上高感度です。特に結晶X線干渉計を用いて位相シフトを検出する方法(結晶干渉法、同法のシステムはPF BL-14Cに常設)は、波の重ね合わせにより位相シフトを直接検出しているために特に感度が高く、生体の軟部組織の高精細観察などに数多く応用されています。位相計測UGでは、本法の普及を目的として、今回はバイオメディカル分野に焦点を当て、東北大学大学院医学系研究科と「放射光位相CTシンポジウム」を開催致します。皆様のご参加を心よりお待ちしております。なお、翌9/10には、同干渉法の改良と今後の展開等に関するミーティング「干渉計の集い」も開催致します。(詳細が決まり次第、別途PF-UAのホームページ及びメーリングリストでご案内致します。)
日時:2024/9/9(月) 13:00-18:10 会場:東北大学星陵キャンパス・星陵オーディトリアム講堂 B10 建屋: https://www.med.tohoku.ac.jp/access/ 主催:東北大学大学院医学系研究科 PF-UA位相計測UG 共催:高エネルギー加速器研究機構・フォトンファクトリー(KEK PF) PF-UA 開催方式:オンライン(前半まで)+現地 参加費:無料 プログラム:
13:00-13:15 開会のご挨拶 石井 直人 東北大学医学系研究科長 近藤 寛 PF-UA 会長 (慶応大学・理工学部) (オンライン) 五十嵐 教之 KEK PF 放射光実験施設長(オンライン) 13:15-13:30 放射光位相 CT の概要 米山 明男 (九州シンクロトロン光研究センター・主任研究員、KEK・客員教授) 13:30-14:00 ヒト形態発生における位相イメージング(オンライン) 山田重人 (京都大学・医学系研究科・教授) 14:00-14:30 腎臓の位相コントラスト X 線 CT 観察(オンライン) Thet Thet Lwin (北里大学・医療衛生学部医療工学科・准教授) 14:30-14:50 休憩 & 交流 14:50-15:20 X線干渉計による X 線エラストグラフィの検討 亀沢 知夏 (東北大学・国際放射光イノベーション・スマート研究センター・特任研究員) 15:20-15:50 高解像度位相 CT 画像を用いて、ヒト胚子の形態形成をみる(オンライン) 高桑 徹也(京都大学・医学系研究科・教授) 15:50-16:10 位相 CT の各種バイオメディカル応用 米山 明男 (九州シンクロトロン光研究センター・主任研究員、KEK・客員教授) 16:10-16:30 KEK PF の利用について 兵藤 一行 (KEK・物質構造科学研究所・シニアフェロー、東北大学・客員教授) 16:30-16:50 休憩 & 交流 (以降の講演は現地のみ) 16:50-17:20 金ナノ粒子尿路造影剤を用いた糖尿病性腎症の病態評価 権田 幸祐 (東北大学医学系研究科・教授) 17:20-17:45 蛍光・X 線・電子線によるマルチスケール計測を用いた静脈血栓症発症の理解 木村 森音 (東北大学医学系研究科・医科学専攻博士課程) 17:45-17:50 閉会のご挨拶 権田 幸祐 (東北大学医学系研究科・教授 17:50-18:10 シンポジウム後の交流
参加申し込み(〆切:8/28(水) 17時):
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PF-UA位相計測UG代表 SAGA-LS 米山明男
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