開催概要:位相コントラストX線CTは、X線がサンプルを透過した際に生じた位相の変化 (位相シフト)を画像化する撮像法で、従来の吸収コントラストX線CTに比べて1000倍以上感度が高いという特徴があります。このため、生体の軟部組織や有機材料など従来は観察が難しかったサンプルでも高精細かつ無造影で観察することができます。 高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所(IMSS)放射光実験施設(PF)のBL-14Cには結晶X線干渉計を用いた世界で最も高感度な位相コントラストX線CTシステムが常設され、一般利用に供されています。 この度、PF-UAの位相計測及び産業利用ユーザーグループ主催で、本システムの講習会を下記の要領で実施いたします。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
日時:2024年5月1日(水) 10:00-17:00 場所:高エネルギー加速器研究機構 スケジュール: 10:00-12:00 講義(位相X線CTの原理、装置の説明など)(4号館セミナーホール) 13:00-17:00 数グループに分かれて位相X線CTシステムを用いた実習(投影像の撮影、画像処理方法など)実験ホール内見学を順番に実施。 申込〆切: 2024年4月19日(金)13:00 費用:無料 共催:PF-UA、PF その他: ・PFの2024年度放射線従事者登録済みの方 テスト用サンプルの持ち込みと試用観察(投影像)が可能。KRSから用務登録して、宿泊及び無線LANが利用可能。 ・PFの2024年度放射線従事者未登録の方 見学者として実験ホールに入域可。但し、サンプルの持ち込み、および装置の操作は不可。 ・定員になり次第締め切ります。 ・旅費の支給はありません。 ・参加者には、後日詳細を記載したメールをお送り致します
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位相計測UG世話人 九州シンクロトロン光研究センター 米山明男
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