X線顕微分光分析ユーザーグループ
(「マイクロビームX線分析応用グループ」を改称)

    ●ユーザーグループ設立の目的
     本UGは、マイクロビームX線による蛍光X線分析、X線回折、XAFS法などを
    環境・動植物・臨床医学・地球科学・美術考古学・科学捜査・機能性デバイスなどの試料の分析に幅広く展開することを目指して2007年4月に設立された。その後、世界の様々な放射光施設で、様々なタイプのマイクロ・ナノビーム分析が登場し、分解能・感度・エネルギー領域(=対象元素)などの点で格段の向上を見せてお り、今やマイクロ・ナノビームはあらゆる放射光分析で必須となっている。中でも空間的不均質性や組成的に多様性に富む環境・動植物・考古試料などでは、マイクロビーム分析の利用が世界レベルの主流となっている。ここでは、PF-LSのマイクロ・ナノビーム分析への応用や、Scanning X-ray Transmission Microscopy(STXM)の展開などを企図して、関連分野の研究者が結束してマイクロ・ナノビーム分析の発展に貢献することを目指す。

    ●主要ビームライン
    BL-4A、BL-13A、BL-15A

    ●今までの活動実績と今後の予定
     これまで、毎年サイエンスフェスタの際に、マイクロ・ナノビームX線の利用
    に関する情報交換の場を設けてきた。今後は、これらのマイクロ・ナノビームX
    線を利用した科学の魅力を世の中に伝えるための広報活動(メンバーの利用研究の紹介、HPの作成、プレスリリース)なども積極的に行っていく必要がある。また、BL-4Aをユーザー運営ビームラインとして運営していく主体ともなる。さらに、放射光施設の実験ステーションの高度化、KEK-LS計画への積極的な参加などを通じた新しいマイクロ・ナノビーム分析の展開への貢献や、新規ユーザーの開拓(ポテンシャルユーザーへの放射光利用のコンサルタント)なども積極的に進める。


     

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