医学利用ユーザーグループ

    ●ユーザーグループ設立の目的
    放射光の特性を生かし、放射光でしか得られない医学情報の獲得とそれを得るための最適な手段の開発を行うことが、医学利用ユーザークループの設立の目的である。いままで、吸収コントラスト、位相コントラスト、蛍光X線などを用いた各種医学応用イメージングシステムの開発および評価を実施してきた。2008年から2009年のX線イメージングビームラインの改造、建設で、より実用的な医学的評価を実施できるようになっている。放射光の医学利用では、ひとつのテーマの研究を進めていく上でも多くの研究分野の多くの研究者による学際的研究は不可欠であり、引き続き本ユーザーグループを、物理、工学、医学物理、基礎医学、臨床医学等のそれぞれの専門家による多角的・総合的な研究を行なっていく活動の場として位置づけたい。

    ●主要ビームライン
    14B、14C、NE7Aなど

    ●今までの活動実績と今後の予定
    医学利用ユーザーグループでは、現在、国公立大学(12)、私立大学(7)、国立病院(1)、海外大学(3)の各グループがそれぞれのテーマで研究を行い、成果をあげている。また、ユーザーグループでは、独自の研究会や勉強会を開催し、それぞれの専門家がそれぞれの立場から現状の放射光利用の成果に関する意見交換をする場、また将来の研究方向、将来光源でのX線イメージングなどに関するブレーンストーミングの場を設けてきた。引き続き、国際ワークショップなどを適宜開催、共催して国内外の放射光施設、医学利用グループと医学利用に関す積極的な研究交流を進めていきたい。また、PFにおける放射光の医学利用に関して積極的な広報活動も行い、新規利用者の開拓を行なっていきたい。


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