表面界面構造ユーザーグループ

    ●ユーザーグループ設立の目的
     X線回折・散乱法などによる表面界面構造に関する研究は、放射光利用とともに発展してきた。PFでも放射光共同利用開始以降多くの優れた研究が成されてきている。測定の対象も、真空下の固体表面から、固液界面、超格子、多層膜、超薄膜などへと広がりをみせ、とくにX線の侵入深さが深いという特徴を生かした界面構造の研究も多く成されている。他方、測定法や解析法も着実に進展を見せている。X線検出器の進歩と相俟って、迅速測定・同時測定も可能になってきており、測定結果の解析においても、位相問題を克服して直接的に原子構造を求める方法も実用化しつつある。このような状況において、表面界面構造ユーザーグループを継続し、当該分野の発展に貢献したく、本ユーザーグループを設立した。

    ●主要ビームライン
    BL3A、BL4C、BL14A、BL15A2、NW2A

    ●今までの活動実績と今後の予定
    活動実績
     本ユーザーグループはこれまで、PFシンポジウム、日本放射光学会、日本物理学会応用物理学会、日本化学会、電気化学会、日本表面科学会などにおけるユーザーブループの会合において、意見交換および情報交換し、装置の取り扱い方や改良方法、測定法・解析法について討論し、当該領域の最先端の測定や解析に反映させてきた。

    今後の予定
     引き続き今後も、各学会やシンポジウム等における会合において、上記の諸問題、特に高い時間・空間分解能を活用した表面構造物性研究について討論し、より実践的かつ先端的測定・解析を行っていく予定である。

     



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