物質物理ユーザーグループ

    ●ユーザーグループ設立の目的
    物質物理ユーザーグループは、旧BL-3Aで利用していた3軸4円回折計や表面回折計のBL-6Cへの移設に伴い2007年に結成されました。物質の物理・化学的な性質を明らかにすることで、物質の特性や機能の解明につながる基礎研究を推進しています。また物質物理研究に対するアクティビティの支援・促進として、ユーザーグループ運営ステーションであるBL-6Cの運営も行っています。ユーザーグループメンバーの専門分野や必要な実験技術が多岐にわたるため、BL-6Cの管理・保守を実験種別ごとに組織した小グループにより行い、複数の実験手法が利用可能となっています。これにより、ユーザーグループメンバーは新規材料から天然鉱物まで、広範な研究分野において成果を上げています。

    ●主要ビームライン
    6C

    ●今までの活動実績と今後の予定
    現在、物質物理ユーザーグループでは、表面構造解析、蛍光ホログラフィー、動的構造解析、精密構造解析、共鳴磁気散乱、残留応力、粉末回折の7つの小グループが活動しています。メーリングリストを通して、ステーションの状況や実験技術に関して常時情報を共有して意見交換を行うとともに、ミーティングでステーションの保守・機器更新について話し合い、ユーザーグループで協力してBL-6Cの運営や将来計画の検討を行っています。2007年の移設当初、光学系レイアウトの制約から高エネルギーX線の集光が難しいことが課題となっていましたが、モノクロとミラーのレイアウト変更により、2014年5月から18keVの集光X線が利用可能になりました。今後は、物質物理研究の更なるアクティビティ向上を目指すとともに、研究会を開催するなどして、異種分野間の交流や新規ユーザー開拓を推進したいと考えています。

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